YTC M99S
M99Sという風変わりなケースを入手したのでレビューします
YTC(Youtecheng) というところから出ているようですがブランドなのか会社なのかわかりませんでした
今回なんでこれを買ったのかというと、GPUとマザーを背中合わせでビルドさせるサンドイッチ型ケースというケース種別があるのですが、それらは基本的にはMiniITXのマザーボードをターゲットにしたものが大半でMicroATXに対応したものはまったくといっていいほどありませんでした。今回それが見つかったので組んでみたくなった、というのが実際の理由になります
スペック
- CPU i3-10105F
- M/B Asrock H510M-HDV
- MEM 16G
- SSD ADATA 960G
- GPU ZOTAC Geforce RTX 3060 12G
- PSU YTC 500W
外観
幅14cmしかないのでスペック高いですが結構コンパクトに見えますね
中身
マザボ面
すごいスカスカなのが特徴的ですね。
マザーの左側はHDDなどをつけられるように穴が配置されていたりします。
またマザーの上側は240mmまでの水冷ユニットをつけられるようになっています。ついてないからスカスカ
またフルサイズのATXマザーボードをつけることも可能で、その場合ライザーケーブルをつけるスペースがなくなるのでオンボードのGPUを用いるか、又は短いライザーケーブルや延長ケーブルを用いることで1スロットのGPUであればつけることができます。
MiniITXないしMicroATXであればライザーケーブルを用いてGPUを接続することが可能です。
ライザーケーブルを使う場合ITXでは18cm、MicroATXでは25cmのライザーケーブルを使うことが推奨されています。ケーブルについているメス側の端子について、電源ユニットと干渉しやすいです。非公式なものを買うより公式なものを買うべきかと思います。
GPU面
PCI-Ex 16xのメス側を拡大。遊びゼロ
まとめ
good
- MicroATXでサンドイッチなのでとても小さい。
- それだけ。良くも悪くも1芸枠
bad
- 電源とライザーカードに遊びがない
- 水冷用ケースなので水冷ユニットをつけないとスカスカ
- 空冷用にスカスカじゃないバージョンも欲しい
- でもたぶん今はハイエンドCPU+水冷がメジャーなので需要が少なそう
- ライザーケーブルによってPCI-Ex 1xスロットが事実上死ぬ
- MicroATXのメリットが消失してる・・・・
- でも予算は下がる。ITXマザーは高い
そこそこ小さいけどフルスペック水冷!みたいなPCも実現できるところはメリットとして大きいかなと思いますが需要にマッチする人が限定的すぎるPCですね、というところです
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