8万円でゲーミングなPCは作れるのか
PS5が8万円ほどに値上がりするというニュースを受け、某所で「8万でAPEX200FPSでるPCは作れる」というコメントがあり、それに対してはちょっと昔ならまだしも超がつく円安の昨今ではほとんど無理だろうという言及が多かった。そもそも円安のせいでPS5の値段が上がった要素も多いがそれはさておき、自分も新品パーツで普通に組む自作PCでは不可能と思っているが普通じゃない方法ならできるのでは?と思ったので書き残しておく
構成
- N100+16GB+SSD(NVMe)
- ADT-link R43SG
- 電源 400Wほどのもの
- RTX 4060ti
N100とは
コスパPC界隈を微妙に賑わせたintelのCPU
消費電力が圧倒的に少ないながらもi3-8100相当の能力を持っているためサブPC用としても十分である。さらにメモリとストレージを含んだ状態で2万円代のミニPCが多く、そこもサブPCとしての魅力を押し上げる形となっている
ADT-link R43SGとは
外付けGPUキットのことである
GPUはPCIeのx16レーンを使うのが一般的だが、PCIeの仕様としてx4ぶんしかつながっていなくてもx4のレーンにつながっていると認識してx4のバス幅で通信をしてしまう。その仕様を利用してx16のバスからNVMeとして使われることが多いM.2 PCIe x4のソケットに変換するコネクターを作って、無理矢理GPUをノートパソコンなどにつなげることができるよという物である。手元にあるので自分もやってみたが拍子抜けするほどに結構あっさり動く
外付けGPUキットはアリエクなどを駆使すると似たようなものは見つかるが、この製品は電源供給が簡単なことと、GPUの電源が本体電源と同期する機能があり本体の電源を投入すると同時にGPUが立ち上がるという便利機能を備えており、見た目がアレなことを除けば比較的実用性が高いというのが良いポイントである。
もちろんGPUの消費電力にあわせた電源ユニットを追加で購入しておくことが必要
GPU
手頃に買えそうなものとしてRTX3060,RTX4060があったがこれはAPEXを対象にするとFHD150fpsくらいで、微妙に要件を満たさない。
なのでそのちょっと上であるRTX3060TI,RTX4060TIを選ぶことになるので5万超えてくる
RadeonだとRX7600くらいがちょうどいいのでRadeonのほうが狙い目かなあ
N100のミニPCってめっちゃあるけどどれでも選んでいいの?
大事なのはeGPUを使うための2280 M.2 PCIe slotが開いていること。
たとえばこういうミニPCはアリエクだと23kでamazonでも29kくらいで購入可能だけど、ストレージに2280が占有されておることが多く、eGPUとして使いたいPCIe M.2
スロットが開いていない。その代わりではないが、2.5インチのSSDが入るスペースや2242のM.2スロットが開いている製品は比較的多い。なので対策としては
- 2242に入るSSDを買う。ちょっと高い
- SATAスロットがあるものを買ってSSDを指す。安いけどちょっと遅い
のような形をとることとなるだろう
2280が複数あるミニPCというのは探したけどほとんどヒットせず、シングルボードコンピューターがヒットした
まとめ
ミニPCはamazonだとプラス4千円くらいになりそうなのでギリギリ8万を超える
Q&A
- 本当に200fpsで動くの?
- やってないから知らん。R43SGは持っているしlattepandaにつないで動かしたこともある(そのときはRTX3060で70fpsほどは出てた)から高FPSを出すためにバス幅が狭い影響がどれだけあるか
- PCIeのバス幅が狭い影響ってでかい?
- 最近だとRTX3050とかは16xの形してるけど8xで動いてるしフルHDだとギリギリ実用範囲だと思う。やってないから知らん
- そういえばミニPCってライセンス問題なかった?
- 君のような勘のいいガキはry
- minisforumとか比較的有名なPCを買うと大丈夫かな
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